夜明け前の心臓(仮)

夜明け前の心臓(仮)

最重度の心臓病の一つである左心低形成症候群の息子の記録。手術・入院・通院の事や病気の情報など。あと雑記。

ノルウッド手術、第一段階を終える。

2016/05/24
ノルウッド手術を受ける。
 

三男、はる君は左心室がほとんど無い状態で生まれてきた。

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現代の医学では、もともと1つしか無い心室を2つにする事は出来ない。
では、どうするかというと、残った右心室で体と肺の両方へ循環をさせるフォンタン手術というのが最終的な目標になる。
話せば長いが、段階的に手術をしていく必要があり、さらにいくつかの条件を満たさないと手術そのものが出来ないという。
 
今回はる君が受けたノルウッド手術は、細い大動脈(身体へ血液を送る管)と太い肺動脈(肺へ血液を送る管)を縦に切り開いてつなぎ合わせ、一本の新しい大動脈にする手術だ。
合わせて右心室から肺動脈へ人工血管をつなぐ手術(RV-PAシャント)も行った。

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上図を見てもわかるとおり、術後も赤い血と青い血が混ざったままになっている。
このように、最終手術であるフォンタン手術をする前に下準備的にする手術は姑息手術と呼ばれるそうだ(姑息という単語と手術という単語の組み合わせのギャップすごい)。
 
ノルウッド手術は心臓手術の中でも難易度が最も高いもののひとつとされている。
私には祈る事しか出来なかった。
手術開始から6時間後、主治医より外科手術が完了したとの説明を受けてひと息ついた。
 
ひとまず大動脈と肺動脈の吻合を無事に終えたが、これから「バランスを見ていかなくてはいけない」為、胸は開きっぱなしになっている。
状態が安定し、開けっ放しの胸を閉じ、人口呼吸器とか点滴とかが色々外れてくれるのを待つ。
私には祈る事しか……
 
追記:2016/09/02 画像は無断借用していたものから自作の画像に差し替え